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066:ひとりごと(幸くみこ)

たくさんの人と話した日の夜は打ち消すようにひとりごとを言う

065:眩(幸くみこ)

エレベーターホールで不意に君に会う 片手をあげた白が眩しい

064:可憐(幸くみこ)

駄菓子屋のオレンジガムを思わせて金木犀は可憐に香る

063:スリッパ(幸くみこ)

あぁなぜに三つ残るの、スリッパが 宴会あとの天井高く

062:浅(幸くみこ)

遠浅のかなたの父の表情を確かめたくても 鈍い太陽

061:@(幸くみこ)

「@」可愛く書ける練習をだらだら続く残業の中

060:郎(幸くみこ)

なんだってすぐに飽きちゃう性格が金太郎飴みたいに潜む

059:ごはん(幸くみこ)

目の前の正座の裏にこびりつくごはん粒にも夢などあった

058:帽(幸くみこ)

買い物をしなくていい日は後ろ手を組んで帽子の月と歩いた

057:パジャマ(幸くみこ)

点滴を引きずりながら足首がパジャマの裾からほっそりのぞく

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