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091:渇(幸くみこ)

キャラメルの格子みたいに手の甲は渇いて冬がそこまできてる

090:メダル(幸くみこ)

もう君は遠くを見ている無造作にポッケに入れた金メダルより

089:減(幸くみこ)

ローファーの底が斜めに減っていく ひとり眺めた無数の夕日

088:錯(幸くみこ)

縦縞に錯覚するほど軽症じゃなくて私のいろんなたるみ

087:天使(幸くみこ)

清水の舞台の向こう雨雲に染み入るような天使のはしご

086:恵(幸くみこ)

恵比寿から六本木への日比谷線 灰色の〇と浮かない気持ち

085:うがい(幸くみこ)

薄壁を通して響く隣人のうがいは聞くけど顔は知らない

084:球(幸くみこ)

水球部の練習あとにしのび込む プールに浮かんで真っ青な空

083:名古屋(幸くみこ)

名古屋駅の車窓に伝う雨粒はストライプになりバッテンになり

082:研(幸くみこ)

窓のない研究所から正午過ぎ細身の男が出ていくのを見た

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