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2.挨拶

マンションの共有エリアで誰かと顔を合わせると、極力、挨拶するようにしている。
それは一応、私が危険な人じゃないよ、っていう軽い表明かな。
なにかと物騒な時代だしね。

先日、マンションのエレベーターホールで少年と一緒になった。
小学校低学年くらいで、長髪にキャップ帽の可愛い男の子だった。
私がコンニチワ、と声をかけると、彼は私の顔をちらっと見て、くるりと背をむけた。
その様子を郵便受けのところから見ていたのかもしれない。彼のお母さんが走り寄ってきて、
「きちんと挨拶しなくちゃダメでしょう」
と彼に少し強く言って、私に頭を下げた。

「だってさ、知らない人に声掛けられても、返事しちゃいけないって、いつもママ言ってるじゃん」
「マンションの人は知らない人じゃないでしょっ」

お母さんは、私にすいません、ともう一度頭を下げた。
いえいえ、と私は笑いながら、大変な時代なんだなぁ、と思った。
マンションが同じだからといって、安心できる人とは限らないし、
そもそも私がこのマンションの住人であるかどうかなんてわからないんだしね。
子供の場合は、コンニチワ、に反応したついでについ心を許しちゃって、、、
なんてこともあるかもしれない。
挨拶するだけの関係と
会話までかわす関係。
そんなことまで子供に教えなくちゃいけないんだなぁ。
やっぱり大変な時代です。

1.きっかけ

 うーん。まずはじめは、「きっかけ」。
 散文書くのって難しいなぁ。
 もっとね、ちゃんとした文章で散文っぽく(かっこよく?)いきたかったんだけど、
そんなこと考えてたら一行だって進まないから、まぁ軽くいつものように書き始めることにしました。

 私は詩を読んだり書いたりするのが好きなんだけど、
その「きっかけ」っていつだったんだろう、って昨日くらいから考えてた。
で、あぁ、あのときだったのかも、と思い出したのが、映画「人間の証明」。
私はまだ小学生で、母と姉と三人で映画館に観にいった。
幼い私には少し難しい内容だったように思うけれど、
ジョー山中扮する息子の哀しさがいつまでも胸に沈んで、
悲しいのじゃなくて、哀しいというのを理屈じゃなく覚えさせてくれたような気がします。
その映画のモチーフに使われていたのが、

 母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうねえ?
 ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで
 谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ

で始まる、西條八十作「帽子」でした。
全掲載したいけど、それって問題あるのかなぁと思ってやめときました。
やさしいんだけど、なんとなく切なくなるようなとってもいい詩なんですよ。
私は映画のリーフレットをちっちゃく折り曲げて、ポケットにつっこんで帰ってきました。
そこには、その「詩」が掲載されていたからです。
うちに帰って夜、ひとりになってから折りたたんだ紙を広げて、
その詩を何度も何度も読みました。
憶えてしまうくらいです。

麦わら帽子が渓谷に落ちていく映画のシーンと詩の言葉が相まって、
布団の中で泣きました。

きっと「詩」というものを意識したきっかけは、あの時だったんじゃないかと思うのです。


なんか書きたいなぁ。

と思っていて。
とにかく続けられたらいいなぁと思っていて。
で、テーマをお借りして散文に挑戦してみることにしました。

星野美咲さんが作られた
「TEXT50のお題」
配布元:夢一夜
http://cult.jp/michaki/index.html

をお借りすることにしました。
シンプルだけれど素敵な言葉の数々で、なんとか50篇、完成できたらなぁと思っています。

1. きっかけ 
2. 挨拶 
3. 言葉遣い
4. 友達   
5. 家族 
6. 名前
7. 文字
8. 嫉妬
9. 感性
10. 笑顔
11. 恋心
12. 秘密
13. 時間
14. 涙
15. 雨
16. 眠り
17. 食事
18. 手
19. 声
20. 孤独
21. 優しさ
22. バランス
23. 結果
24. 愚痴
25. 自信
26. 幸せ
27. 都合のいい関係
28. 携帯電話
29. 音楽
30. 束縛
31. 信頼
32. 真夜中
33. 想い出
34. 生きがい
35. 矛盾
36. メール
37. タバコ
38. お酒
39. 香水
40. 運命
41. 不器用
42. 指輪
43. 好きなタイプ
44. キライ
45. 嘘
46. 縁
47. 存在理由
48. 永遠
49. 居場所
50. 夢

途中で挫折しませんように。


花粉症デビュー?

かもしんない。くしゃみが止まらん。
ずいぶんと遅咲きの花だが、
父方も母方も花粉症という筋金入りの血統なので、
素質開花、間違いなし。

学生のころ、やたらカワイイくしゃみをする友人K子がいた。

ぃっっくちゅい、くちゅいっ

言葉であらわすとこんな感じ。一方、私のは、

あ゜、あ゜、あ゜っぐじょいっっ

と濁音たっぷりのきちゃないくしゃみだった。
「K子のくしゃみって、カワイイね」
と私が言ったら、彼女は、ふふん、と笑った。
「かわいくしてるに決まってんじゃん」

そっかぁ。くしゃみもかわいくするのかぁ。
私は感心しきりで、それからしばらくは努力してみた。
若かったもので。

今はというと、そりゃもう、濁音たっぷりのヤツだ。
しかも、響きは抜群。

イントゥザワイルド

映画「イントゥザワイルド」を観る。
厳しい映画だった。
主人公は「生きる」ということを真正面から見つめすぎたのかな。
見つめて見つめて掘り下げて。
それが若いっていうことなんだろうか。
「生きる」なんてことは、もうちょっといい加減に横目で眺める程度に
しとかないと、窒息しちゃう。
旅の途中で出会う様々な人たちの温かさが沁みた。
ことに、頑固なおじいさんの瞳が涙でいっぱいになったところは。。。

そして主人公が最後にたどりついた言葉。
「幸福とは人々と分かち合えたとき本物になる」

ちっちゃな映画館に7、8人だった。
全員、ひとりで来ていて、もちろん知らない人同士なんだけど、
一緒に主人公の人生を追っているような、見守っているような、
そんな感じがした。

帰りのバス待ちが寒くて、つらかったな。
だけど、紙袋の中の「わらびもち」のことを思い浮かべながら
車のライトに照らされる雨足に目をこらしていた。

warabimochi 006.JPG


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